自分の扱い方知っている?-自分といい関係を築くためのアーユルヴェーダ-

散々アーユルヴェーダの話を
してきたのに、そもそも
アーユルヴェーダとは何かを
語らずにきたので

今回は謎多き
アーユルヴェーダについて
私なりに書きたいと思います。

目次

アーユルヴェーダとはなんぞや?

アーユルヴェーダに
どんなイメージを持っていますか?

セッションをするとき
よく聞くのが

エステ?
ヨガ?
スパイス料理?
精神修行?

どれも完全に
間違いではないけどね。
かく言う私も
最初はそんなイメージを
持っていました。

アーユルヴェーダの意味

アーユルヴェーダ =
アーユス(生命) + ヴェーダ(知識)
つまりアーユルヴェーダを学ぶことは
『生命の知識』を得ることです。

またインドでは
アーユルヴェーダ医師に
なるために国家資格を
取得することが必要です。

アーユルヴェーダは
セルフケア文脈で
語られることが多いのですが
予防、健康促進、治療を3軸とした
体系的な人間に関する知恵なのです。

アーユルヴェーダの特徴

体質に合わせたケア

アーユルヴェーダの
大きな特徴の一つは
一人一人の体質に合わせた
ケアができることです。

アーユルヴェーダでは、
人の心や身体の性質は、
・ヴァータ(風)
・ピッタ(火)
・カファ(土)の
エネルギーの比率で決まると
言われています。

この3つのエネルギー
ドーシャについては次回の
ブログで書きますね。

血液型のように3タイプに
分かれるわけではなく、
3つのエネルギーの
割合が一人一人違い、
グラデーション的に
体質が決まるとされています。

体質を診断することで
適切な食事、生活習慣、
将来なりやすい病気や
不調が出やすい環境など
を知ることができます。

病気の治療

先ほど書いたように
アーユルヴェーダは
セルフケアだけでなく
病気の治療としても使われます。

私も難病治療を
アーユルヴェーダドクターの
指示の元、行いました。

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現代医学との一番の違いは
患者も積極的に
治療に参加することです。

もちろん現代医学でも通院したり
薬を飲んだりはします。

ただ、アーユルヴェーダ治療では
自分で生活習慣を整え
食生活を変えてからでないと
薬を処方してくれません。

また臓器の部分部分で見るのではなく
全体の免疫を上げるための
(私は自己免疫疾患だったため
特にここの治療が多かったです)
呼吸法、体の使い方、
マッサージ方法の指導も
受けました。

身体だけでも心だけでもない
臓器だけでもない
私全体を診てくれるのが
アーユルヴェーダなのです。

つまりは自分といい関係を築くための知恵

自分の体質を知ることで
自分の体や心の変化を
俯瞰してみることが
できるようになります。

他の誰でもない
自分であることを
認識できるようになります。

最近食欲のムラが激しいな….
↓観察
仕事の予定を入れすぎて
ヴァータが乱れてる。
温かいものを食べて、
早めに寝よう!
包容力のある人に会いに行こう!

些細なことで子供に当たってしまった
↓観察
緊張する仕事が続いて
ピッタが乱れてる。
アルコールも
スパイスの効いた
インド料理も避けよう。

こうやって
自分の体や心の変化に
対応ができるように
なります。

毎回同じことで
バランスを崩すので
全然完璧ではないけど!

対処法を知ってるから
乱れてもどうにかなる!
という精神で
生きることができます。

他人に対しても寛容に

家族や友人、職場の人を
アーユルヴェーダ的に
観察することで
彼らの特性も客観的に
みれるようになります。

部長はピッタが乱れているから
イライラしているんだな〜
頭にヘナでも塗ってあげようかな笑
※ヘナは体に篭った熱をとり
乱れたピッタのエネルギーを
鎮静する効果がある

夫が部屋に篭ったのは
カファの乱れだな〜
お風呂ゆっくり入ってもらい
食事は軽めにしてあげよう。

友人の話が
とっ散らかっているのは
ヴァータの乱れだな。
最近忙しかったんだろうな。

自分のことは棚に上げ
人のことはよく
観察できるんですよね笑

なんて感じで
今私の目の前で
起こった振る舞いの裏に
彼らの不調の原因が
垣間見れます。

もともと
自意識過剰で
被害妄想激しめの私が
アーユルヴェーダのおかげで
少しずつ周りの人に
寛容になっていきました。

前よりずっと
穏やかに生きられています。

アーユルヴェーダの
知恵を借りて
自分の中にいる
ちっちゃな子供を
あやすように

暴走する自分を
上手に扱って
あげたいですね。

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