経営者が抱える深い孤独

アーユルヴェーダのセッションで
出会った経営者の方々。

ケーキを食べながらお話ししたり
飲みに行ってお話ししたり
じっくり向き合う機会をいただきました。

アーユルヴェーダの話から始まり、
新しい事業の話や幼少期の話まで

多岐にわたるお話しをする中で知ったのは、
彼らの孤独や心身の不調。

今回は経営者の孤独や不調をテーマに
書きたいと思います。

私がお話しさせていただいたのは
ベンチャー経営者が多いので、
少し偏っている可能性もありますが、
お付き合いいただけたら嬉しいです。

目次

立場ゆえのの孤独

人前で堂々とプレゼンをし
バシバシ意思決定をしていく

経営者といったら「強い人」
というイメージを持っている方も
多いでしょう。

でも実際には
立場が故に弱みを見せられず
自分の心身の不調にフタをしたり

心のうちを話せる相談相手がおらず
深い孤独感を感じている方もいます。

そしてその孤独感が大きくなり
多忙やプレッシャーが重なることで
心身の不調がきたしてしまうことも。

経営者である前に、一人の人間である

米国では経営者に専任の
心理カウンセラーが就くケースが多い。

それに対し日本では
カウンセリングやコーチングの
文化が根付いていないこともあり、

専任の心理カウンセラーを
つけている人は少数です。

私がお話しした経営者の中には
大事な決断を迫られたときは
占いに頼るという人も複数いました。
占いしか頼るものがないからと。

経営者として仕事をしていても、
経営者である前に、一人の人間。

仕事では「強い人」を演じていても
重たい負荷がかかれば不調にもなる。

経営者でない、誰かの
夫、妻、父親、母親、友人としての
役割も楽しめるようにサポートが
必要だなとひしひし感じた経験でした。

経営者の心身の健康が、社員にも伝染する

最近では社員に向けたヘルスケアは
少しずつ広がってきていますよね。

けれど、それを提供する側の
ケアも同じく必要ですよね。

自分が満たされていない状態で
どうやって人のケアをするんじゃい。
といった感じ。

実際お話しした中でも、
気分がいいときには、楽観的な経営判断をし
ストレスが強いときは、決断しきれずにやるべきことを
先送りしてしまうという人もいました。
その自分の波に劣等感を感じてしまうことも。

経営者の心身が健康状態が
経営判断を左右し

会社の未来や
社員の働きやすさにも
影響してしまう。

逆に経営者の心身が健康であれば
衝動的な判断や言動を避けることに
つながります。

自分の状態を自覚する

経営者の中には
自分の不調に気づいていない人、
気づいているけれど、
見て見ぬふりをしているが
多いのも特徴的でした。

不安で不眠が続いていること
プレゼンが近くなると
胃腸の調子が悪くなること
頭痛が常にあり、
疲労感が続いていること

これらが当たり前になり
元々この症状を持って
生まれてきた人かのように
毎日を過ごしていました。

アーユルヴェーダのセッションなので
不調に対しての適切な食事や
生活習慣の提案もさせてもらうのですが

そのアドバイスよりも
まず真剣に話を聞いてもらうことで
自分を冷静に客観視できたということに
価値を感じてもらえることが多かったです。

まずは自分の状態を知るところから。

これは自分自身にも言えることですが、
立ち止まって、一息つきながらの
自分を客観的にみること
は人間として生きていくために
なくてはならない時間ですね。

新しい価値を生み出そうとする美しさ

現状に対する疑問、問題を原点に
新しい価値を生み出そうとする経営者。

そんな命をかけて世界を変えよう
としている姿は本当に美しかった。

アーユルヴェーダでは
その人が生まれてきた状態が
ベストバランスとされています。

彼らとのセッションを通して、
アーユルヴェーダの知恵を使って
その人が生まれ持ったエネルギーを
活かしきる方法を一緒に
考えていきたいと改めて思いました。

今回はこのへんで。
じっくりお話しを聞かせてくれた方々
ここまで読んでくれた方々
ありがとうございました。

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