女であることに振り回された過去

普段は意識していなくても
ふと、
男であることに
女であることに
縛らせてるなって
気づくときはありませんか。

私は最近がちょうどそのタイミング。
過去の自分のブログを読み返して
娘のランドセル選びのことを
思い出したから。

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女性であることを
楽しみにつつも
ふと生きづらさを感じる。

そんなときはいつも
佐久間裕美子さんの
『ピンヒールははかない』が読みたくなる。
ご多分に漏れず今回も読んだ。

今思うと、女であることに
振り回された10代〜20代。

今回は彼女の言葉を借りながら
女性として生きることを
苦悩した時期について書きました。

自分を縛る何かから解放される人が
増えたら嬉しいです。

目次

選んだ道が最善の道

目の前に、ふたつの道がある。
右を選んだらどうなるか、左を選んだらと
頭の中でシミュレーションする。
けれど、いつだって自分が選んだ道が
ベターな道なのだ、と母は言った。

そのこころは、
「別の道を選んだからどうなっていたか、
という仮説に対する答えは永久に謎。
だから自分の選んだ道こそが
ベストの道を思うしかない」。

佐久間裕美子著「ピンヒールははかない」

10代の頃から、多嚢胞性卵巣症候群という
女性特有の疾患を持ち、
月経は不規則、メンタルが身体に出やすく、
試験前、試合前、人間関係がうまくいないときは
平気で3ヶ月くらい生理がとまった。

その度に将来子供が産めなかったどうしよう、
女性として価値を失うのではないか、と
ものすごい不安に襲われた。
日常生活にも影響を及ぼすので、
カウンセリングも受けていたくらい。

そしてこの不安から逃れるために
早く子供を持ちたいと思うようになった。

出産さえしてしまえば
「産めなかったらどうしよう」
「女性としての価値を失ったらどうしよう」
の呪縛から解放されると思っていました。

そして23歳のときに妊娠出産。

やっと自分らしく生きれる!
ずっと苦しめられていた呪縛から
解放されたことが嬉しかった!

その後、ほぼ年子で下の子を出産。
呪縛から解放感はあるものの
24時間幼子たちとの暮らしは楽ではなかった。

何をしたか記憶がない毎日。
怒鳴ってしまうし、
と思ったら涙が溢れるし、
感情のコントロールが
全くきかない状態に陥った。

そして追い討ちをかけるように
SLE(全身性エリテマトーデス)を発症。
以前から心当たりのある不調があったものの
妊娠、出産が原因で症状が進み確定診断となりました。

常に微熱があり、だるくて、
朝起きると関節が痛い。
日光過敏のため、日中子供と公園にも行けない。
しんどくて人にも会えない。
自分の身体に失望していきました。

当時の様子はこちらに書いています。

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こんな私をよそに社会に出て、
5年目、6年目と働いている友達が
すごく眩しく、自由で羨ましかった。

望んでいた出産、
自由になれると思った出産。
けれど、とっても不自由ではないか。

正直ね、子供を持たずに
バリバリと仕事をしていれば、
もっと私らしく、
生き生きとしていられたのではないか
と何度も思いました。

そんなとき助けてくれたのが
佐久間さんの本の
「選んだ道が最善の道」
をいうフレーズ。
私は最善の選択を
したのだと自信が持てた。

「選んだ道が最善の道」
今後人生の選択に迷ったとき
いつもこの言葉を
思い出すようにしています。

幸せだって思われたい

「幸せだって思われたい」、
他人から承認されたいという気持ちがあるのは、
みんな自分の選択が正しいのか不安だからだ。

(中略)
「幸福は、瞬間的に感じるもので、継続的な状態ではない」
それでも人間は、「継続的な幸せ」が
可能であるという幻想を抱くし、
それを目指して葛藤する。

幸せとは何かいいことがあったとき、
美しいものに出会ったとき、
瞬間的に感じる気持ちのことである。

継続的な幸せなんてないのだと
受け入れることができたら、
他者からの承認欲求から
解放されるのかもしれない。

佐久間裕美子著「ピンヒールははかない」

子供を24時間体制で見ている
当時の私は劣等感だらけ。

生き生きと活躍する友人が来る時は、
幸せな母を装っている部分もあった。
部屋を綺麗にし、手作り料理とお菓子を振る舞う。

こうでもしないと、
自分があまりにちっぽけにみえ、
ちっちゃな自尊心が保てなかったから。

でもね、これはめっちゃ疲れるの。
頑張って幸せオーラを出したあとの、
ネガティブ感情といったらなかった。

そんな当時の自分に聞かせてあげたい言葉。
「幸福は、瞬間的に感じるもので、継続的な状態ではない」

幸せは瞬間的なもので
子供を持ったから幸せ、
大好きな仕事をしているから
ずっと幸せという訳ではない。

幸せは瞬間的なものだから
それを堪能する余白が必要。

それを人に見せつける
必要なんて1mmもない。

今はお風呂で一人ひっそりと
幸せを噛み締める時間を大切にしている。

欠点だらけの自分を丸ごと愛してあげたい

アメリカに来て、「あなたはそのままでいい」
と言われると、最初は戸惑った。
けれど、そのうち自分を受け入れて
その自分とどう向き合っていくかを
学びなさいと言われているのがと分かってきた。

(中略)
いつだって「I am awesome」と
言っていつも前向きに頑張る姿を見せてくれる女友達。
だからくよくよせずに欠点だらけの
自分を丸ごと愛してあげたいと思えるようになったのだ。

佐久間裕美子著「ピンヒールははかない」

「あなたはそのままでいい」
ってよく聞く言葉だけれど、
いまいちしっくりきていなかった。

常に何か不足していて、
できないことに目がいく。
娘を通して日本の小学校での対応を
見てるとこれは教育の弊害かもとも思うけれど。

理由はなんであれ
「ダメなやつ」だから人より努力しなきゃいけないと
「私のままでいること」を否定し続けてきた。

この本を読んで発見だったのは、
「あなたはそのままでいい」ということが
「自分を受け入れてその自分と
どう向き合っていくかを学ぶこと」
だということ。

人に自分のありのままを
受け入れてもらうことばかりを考えていたけれど、
まず自分が自分のことを受け入れてられてなかったのだと。

自分との付き合い方を学ぶ
自分のマニュアルを作ってあげる
私が今アーユルヴェーダを
学んでいるのも
弱くて出来損ないの自分と
うまくやっていきたいから。

状況はどうであれ心はいつも自由である

将来子供が産めなかったら、
女性として価値を失うのではないか、
と妊娠前まで抱えていた不安。

これには「女性は子供を産むことに意味がある」
という固定概念、呪縛が根底にある。

外から与えられた価値観に縛られ、
自由になりたいと思いつつ、
自ら不自由になっている自分が、
ある意味滑稽で、可愛くみえる。

幸せにみえるように装ったり、
自分の欠点を見つけては「ダメなやつだ」と
自分にレッテルを貼ったり
自分を落ち込ませるようなことばかりしてきたなと。

子供がいたって、病気があったって私は自由である!
そんな勇気をもらった本。
また呪縛を自覚したときに、読ませていただきます。

どんな思いで10代-20代を過ごしたのか
みんなとシェアしたいな。








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